仕事に呼ばれる①

10月のある日のこと。
前日にマッサージに来られた人が、
翌日にまた来られた。
そして、こう切り出された。
「紹介して欲しい人がいるんですけど・・・。
サマディーさんのお店のポスターとかパンフレットを
作られているデザイナーさんなんですけど・・・。」
『・・・・・・・・・・・・・えっ?』
実は・・・・・・ということで話された内容が、
その方は、宮崎のある農村を活性化するプロジェクトに
関わっているらしく、県外からの観光客を呼び込むために
色々なイベントもされているとのこと。
そのためのパンフレットを作りたいと思っていることを話してくれた。
数社の印刷会社を回ったけれども、
しっくりくるデザイナーさんに会えなかったということ。
そんな時、サマディーにマッサージに来た時に、
店内にあるポスター、パンフレットが自分のイメージとフィットしたらしく、
このデザイナーさんを紹介して頂こう、と思って来たらしかった。
僕は、笑いながら答えた。
『ありがとうございます。
店内のポスター、パンフレットは全て私の作品です。』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(∂Д∂)
しかし、
ありがたい話だったけれども、
僕にはあまりにも大き過ぎる仕事だった。
独学でお遊び半分でやっているだけで、
人のために作ったこともなければ、
お金を頂けるレベルにはほど遠い。
おまけに、それは公(おおやけ)「県」の仕事となれば、
さらには、宮崎県PRのために県外に配布されるとなれば、
到底、僕の出番ではなかった。
丁重にお断りをした。
そして、友人の友人にプロのデザイナーがいるので、
その人に連絡してみます、ということで話をした。
(つづく)

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